試験制度

論文式試験

論文式試験は8月に3日間にわたり実施される記述式の試験です。受験科目は会計学(財務会計論・管理会計論)・監査論・企業法・租税法・選択科目(経営学・経済学・統計学・民法から1科目を選択)の6科目です。短答式試験の科目に租税法と選択科目が追加されています。過去科目の内容や学習方法は、論文式試験対策で紹介しています。

合格偏差値得点比率は52%前後で、40%未満の科目がある場合には合格できません。科目免除資格取得制度(科目合格制)が採用されており、偏差値得点比率が56%~57%以上の科目はその後2年間は受験が免除されます。ただし、財務会計論と管理会計論は合わせて会計学という1科目とされます。短答式試験も含めた出願者を分母とした時の合格率は10%程ですが、論文式試験の受験者を分母とした時の合格率は40%前後です。論文式試験に駒を進めるための短答式試験こそが最難関といえるのかもしれません。

短答式試験と同様に、論文式試験でも以下のような免除制度があります。

  • 司法試験合格者:企業法と選択科目(民法選択を想定)が免除。
  • 税理士:租税法が免除
  • 不動産鑑定士試験合格者:選択科目(経済学又は民法を想定)が免除

論文式試験概要