試験制度

短答式試験

短答式試験は、5月と12月の年2回実施されます。短答式試験合格者だけが論文式試験を受験することができ、短答式試験は一度合格すると合格年次を含め3年間有効です。その間に論文式試験に合格できなければ、短答式試験から受験し直さなければなりません。

短答式試験の受験科目は、財務会計論・管理会計論・監査論・企業法の4科目です。各科目の内容や学習方法は、短答式試験対策で紹介しています。出題形式に違いはあるものの、4科目とも論文式試験の受験科目でもあるため、短答式試験の合格後も継続的に学習していくことになります。

合格得点率は65%~70%が目安となります。ただし、得点率40%未満の科目がある場合は不合格となります。論文式試験と異なり、科目合格制はとられていません。合格率(答案提出者に対する合格者の割合)は10%~20%と大きく変動があり、12月試験より5月試験の方が合格率が低い傾向があるようです。いずれにしても、論文式試験の受験者が3,000人~3,500人程度に調整されています。

短答式試験には以下の免除制度が用意されています。

  • 司法試験合格者:短答式試験をすべて免除
  • 税理士試験の簿記論・財務諸表論合格者:財務会計論を免除
  • 会計専門職大学院修了者:企業法以外(財務会計論・管理会計論・監査論)を免除

短答式試験の概要